わたしは、おじいちゃんがすきです。
それは、なんばへいったら、いつも551をかってきてくれるからです。

…みたいなことを小学生のころ作文に書いた記憶があります。

「551の豚饅」。
あっちこっちにお店があって、祖父がよく買ってきてくれたので、昔からよく食べていました。
今でも突然ムショウに食べたくなることがしばしば。
ずっと変わらず好きな味です。
湯気で湿った紙箱をあけるとそこには、おっきくてツヤツヤ、ほかほかの豚饅。
箱の赤と豚饅の白、コントラストがまあすてき!(笑)

そんな551の一番のミリョクは、
私にとっては「皮」。
皮なのです。

551の豚饅は、他のお店のと比べて皮がもっちりと厚めで、しかもほんのり甘味がありますよね。
この甘味が、こってりした中の具とよく合って、一番のお気に入りです。

あつあつを手にとったら、本体をいただく前にまず底の薄い木をぴら〜っと剥がします。
そして木に付いた部分だけ、先に頂戴いたします(人前ではしませんよ、お行儀悪いですから(^-^; )。

これで体勢は整いました。
ここで、おもむろに真ん中から二つに割って。
…なんてことはしません!

が、ぶ。
丸のまま、両手を添えてかぶりつくのです。
だって、両手で大事そうに持ってぱくっといくほうが、いかにも「中華まんを食べてる」感じが出るというか、CMの食べ方みたいで楽しいじゃありませんか!(笑)

そして思いっきりかみしめます。
しっかりと効いたニンニクの風味。
ほのかに甘く、むっちりした皮。
かすかに残るお葱のシャリシャリ。
そして、こってり濃厚な豚肉のお汁がじゅわ〜。

…ココロ、ほにゃ〜。(^-^)〜♪

やめられまへんなあ。

私が特に好きなのは、
皮の内側の、「具の味が染み込んでいる部分」。
お弁当でいうと、ちょうどご飯にたくあんや梅干しの味が染み込んだ部分。
ほどよくしっとり、ツルっとしていて、
ほんまにやめられまへん。(笑)

この豚饅、ニンニクの香りがしっかりで、電車で持っている人がいると匂いでわかって、空腹時にはまさに拷問。きゃ〜。

これから寒さが厳しくなるにつれて、
お店の前を通るたび、その匂いに心を惑わされそうです。
(特に阪急梅田の茶屋町口付近、常に「豚饅を蒸しているかおり」がほわんと漂っていてついつい…)

にんにくくさくなったって、
この味には勝てません。
美味しい肉まん数あれど、
私の中ではやっぱり「ここがいちばん」なのです。


*おまけレシピ*

中華スープ(インスタントでも可)をお鍋で薄めに作ります。
ワカメやありあわせの青菜を入れてください。
豚饅に十字の切れ目を入れ(深めに)、スープの中に丸ごと入れたら、そのまましばらく煮ます。
豚饅が柔らかくなったら、スープの中で崩しながら食べます。
「げげっ!」と思われるかも知れませんが、これ、スープの染み込んだ皮の部分が「ほちゃほちゃ〜」っとなってハマります!!
冬の寒い日なんかに最高です。
おまけにこうして食べるとなぜかニンニク臭さがあまり残らないのです!
気が向いたら一度お試しください(^-^)



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