あれは今から5年ほど前、
私が高校生だった頃のこと。

私の高校の修学旅行の行き先は青森と北海道だったのですが、
青森での内容が少し変わっていました。

それは、生徒たちが現地の農家に数日泊めてもらいながら農作業を体験させてもらうというもの。

…この数日間は、
ある意味で最高に思い出深いものとなりました。

私たち(友達2人を含め3人)がお世話になったのは、酪農を営むKさんというおじさんの家。

このおじさんなのですが、
見た目がと〜〜〜っても「イカツイ」!!!
道場六三郎さんの眼差しをよりキツくギラりと、
肌色をもっとドス黒く、
声色を更に何トーンか低〜くした感じ。
初対面の瞬間、
にやりと無敵の笑顔で
「…やあ。…こんちわぁ。…ふふっ。」
と微笑まれたときのコワさときたら…(Kさんごめんなさい〜)

ところが心配も束の間。
Kさんはほんっとうに穏やかで優しい、
親切なおじさんだったのです。
奥さんはおらず独り暮らしで酪農を営んでおられました。
そこで私たちは1週間、
牛のお世話を手伝わせてもらったのです。

…なぜこんなことを書いているかというと。

この1週間、
私たちは毎日毎日「あるもの」を大量に食べていて、それが私の記憶に強烈に焼きついているからなのです。

それが「東ハト オールレーズン」。

Kさんの家にいる間に私たち3人でダンボール1箱ぶんくらい平らげたのではないかと思われるほど、
食べて食べて食べまくりました。

「…おじさん、これ、…好きだから、さぁ。ふふっ」
というKさんの言葉のとおり、
家には何箱分もの「オールレーズン」がストックされていたのです!!!

さらにその期間はあまりお仕事も忙しくなかったようで、
ほとんど何もすることなくの〜んびりとお部屋で過ごす時間もかなりありました。
高校生の頃って動かなくてもすぐお腹がすくし、
ヒマなのも手伝って、
私たちはあるだけどんどん食べていたのです!(笑)

よく飽きないなあと思われそうですが、
このお菓子、
…飽きないどころか食べれば食べるほどどんどんハマってしまうんですね!!!

クッキーにレーズンを入れたというよりも、
「大量のレーズンをわずかな量のクッキー生地でつないでみた」
という感じ。
それはもう、しっとり、ねっちり。
この噛み応えと濃厚なレーズンの香りがクセになってクセになって。
(ね!オリーブさん!!!)

結局Kさんの大事なストックを信じられないほど大量に食べ尽くしてしまった私たち。

Kさん、ほんとにご迷惑をおかけしました…(笑)
窓の外一面に広がるにんにく畑と
たくさんの牛たちを眺めながら
ココロゆくまでオールレーズンを噛み締めた思い出。
一生忘れません…(^-^;

それにしてもこの「オールレーズン」。
今食べてみてもやっぱりとまらない。
パッケージは何だか野暮ったくてクッキーの見た目も地味〜な感じですが、
その暗い印象を打ち破る不思議な魅力が、
レーズン共々
「ぎっしり」。
レーズン好きにはほんと、たまりません。

これを食べるといつも思います。
「これ、これ、この風味。
 東ハトさん…あんた、ほんまにようわかっとる。」

これからもず〜っと、
こういう「ツボをついた」お菓子を作りつづけてほしいものです。
経営難なんかに負けず、
頑張れ東ハト。

きっとKさんも青森で応援しているはず!!(笑)

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