君さえいれば。

2004年2月20日
スペイン語に、こんなことわざがあります。

Contigo, pan y cebolla.

君と一緒なら、パンとタマネギスープだけの貧しい生活だって
僕は幸せだよ。

…恋人を想う温かい気持ちが伝わってくる、お気に入りの文句です。

ところがどんなことでも、
すぐに食べ物の方に思いがいってしまうのが私。

「いいなあ…タマネギスープかあ。
熱々のタマネギスープにカリッカリのバゲットを添えて食べると最高だろうなあ…じゅるり。」

即座にこう考えてしまうのですから、
甘くて切ない雰囲気なんてあったもんじゃありません。
でもいいか。
やっぱ色気より食い気だよ。
…って周富徳さんも昔言っていたし(関係ないか)。

それにしても私、
大好きなのです、「たまねぎ」が。

生では辛味が口に残るのでちょっと苦手なのですが、
煮たり揚げたり炒めたり、
火を通したものならどんなお料理でも大歓迎。
酢豚や肉じゃがなんかに入っていると、
お肉よりもタマネギばかり選って食べてしまったり。(笑)
あのシャリシャリした食感やほの甘い風味がお気に入りで、
私のお料理には欠かせない素材です。
どんなお肉とも相性抜群ですし、
他に何も無いときはタマネギだけをコチュジャンなんかで炒め煮にするとそれだけで御飯が食べられます。

中でも私が今一番はまっている食べ方がこれ。

タマネギを輪切りにします。
お塩とオリーブオイルを振り掛けます。
オーブントースターで焼きます。
それだけ。

焼いているとタマネギとオイルの甘〜い香りが漂って、
ぺこぺこのお腹にはかなりきつい。
焦げ目が付いたらとりだして、
フーフーしてからハグっと一口。

トロっ、シャリっ、ぐじゅ〜。

それはもうこたえられない、
魅惑の食感三連構造。

程よい塩味がタマネギの甘さを引き立てて、
パクパクいけちゃいます。
一人でまるごと一個なんてすぐにぺろり。
ビールのお供にもピッタリではないでしょうか。

タマネギって苦手な人もけっこういますし、
小さい子には特に人気無かったりしますよね。
でも私にとってはお台所になくてはならない素材。
万一きれていたら、
どんなに荷物が重くても必ず買って帰ります。(笑)

和風、洋風、中華風、
どんな風にも活躍してくれる万能野菜、たまねぎ。

君と一緒なら…

私にとってその相手はタマネギさんそのものなのかも。
それも何だか寂しいですが。(笑)

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