好きな料理研究家のうちの一人、
ケンタロウさん。
きっとご存知のかた多いですよね。

彼のお料理が好きです。
お料理がというよりむしろ、
お台所(いや、キッチンと言うほうがぴったりだ)に向かう彼のスタンスが大好きなのです。

テレビを見ても雑誌の連載を見ても、
本当に本当に楽しそうに、
次から次へとご馳走を作るケンタロウさん。
定番の和食にしてもオシャレなイタリアンにしても堅苦しさや気取ったところが全くない。
「美味しさ」と「ボリューム」重視のレシピはちょっとこってりしすぎな感じもしますが(男の人にはウケそう!)、
色々な国のお料理をミックスした斬新なレシピの数々にはいつも驚かされますし、
逆に彼自身が子供の頃から食べ続けてきたであろう家庭料理は、
どこかほっとする懐かしさそして暖かさでいっぱいです。
お母さんが小林カツ代さんということもあるし、
きっと美味しいお料理と陽気な笑顔の絶えない食卓を囲んで大人になったんだろうなぁ。
実際にカツ代さんのエッセイにもケンタロウさんたちの小さい頃のエピソードが沢山あるし、
親子競演の和気あいあいとしたお料理の本も出ていますよね。

また彼はとっても絵心ある人で(もと美大生とか)、
手描きのレシピなんかもとっても可愛いし、
盛り付けやテーブルセッティングの独特のセンスには脱帽です。

分厚〜いホットケーキを何枚も重ねてバターをぽんっと載せ、
つややかなシロップをとろ〜りかけた様子は、
それこそ「絵になって」いてとっても夢がある。
そして随所に散りばめられたコメントがまたいい。
な〜んかポイント突いてるなぁと感心させられます。
いいなぁ、
そういうのって。

美味しいものを誰かのために作り、
それをともに味わって喜びを分かち合う。
ケンタロウさんはお料理をとおして、
とっても大事で素敵なことを教えてくれている、
そんな気がします。

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